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太田曜子先生から




太田先生にはオケ版を2台ピアノ版に編曲していただきました。先生から感想をいただいておりますので、以下に掲載いたします。

自粛とウイルスとの戦いが続く中、皆様いかがお過ごしですか? 非常事態が長引き、当たり前がいかに尊いか、日を追うごとに感じます。 さて、女の子4人組のご提案を受け(^^♪、2台ピアノ編曲を終えた今の気持ちをざっくばらんに綴ってみました。 今回初めて、オケスコアから2台ピアノへの編曲に挑戦しました。 2台ピアノによる伴奏はオペラなどで聞いていましたが、そのアレンジを自分がする機会がくるとは... 不安よりも期待の方が大きかったです。 ところが、最初手持ちの全音スコアを元にあれこれ考えていたのですが、友人からBärenreiterスコアを借りて見てみると、楽器編成が違う!全音には無かったトロンボーンがある事に気づいてびっくり! そして、前書きを読んでみると、真逆の事が書いてありまたまたびっくり! 全音版には「トロンボーンの合唱とのユニゾンcolle partiがあやまってスコアに書き込まれていた」とあり、スコアにトロンボーン譜が全くありません。 これに対し、Bärenreiter版ではトロンボーンが3本も使用されています。その理由として「トロンボーンの使用は、教会音楽においてウィーン古典派時代当然の事であり、特にレクイエムではこの楽器の荘厳な音質無しではあり得ない」「適度に演奏すれば合唱を隠すことなく、高音域のパートを上手くフォローする」とあります。 版によって違いがあるとは思っていましたが、出だしからいきなりつまづきました^^; オケの音を一つずつ見ていくことは時間がかかりましたが、音楽を立体的に作る糧となると思います。 試行錯誤の末、一応Bärenrerter版を2台ピアノに書き直しましたが、未だにあちこち気になってきりがありません。 あぁ、早くこのアレンジを聞いてみたいなぁ、、 太田曜子


(写真:2019年4月20日撮影)



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